二人で

置いていく方は寂しいけれど、
置いていかれる方は、やっぱりもっと寂しい。

これまで何度も彼女にそんな想いをさせてしまったのかと思うと、
心がギュっとなります。

寂しいけれど、それを実感できたのは良かった。
日々の幸せに鈍くならないようにしないと。
感謝の気持ちを忘れないようにしないと。

今日は街中でマラソン大会がありました。
タクシー車内からは、"渋滞の原因"ぐらいにしか見ていなかったこのイベント。
しかしタクシーを降り、間近で見てると、イメージがガラリと変わりました。
なんだか走っている人達がかっこうよく思えて、
沿道で応援する人達もいい顔をしていて、
なんだか、その光景がすごく良かった。

是非、二人で参加してみたいですな。
まだまだ二人でやりたいことがいっぱいです。

やっぱ下げるか

彼女がパンを作ってくれた。

この前はケーキを作ってくれて、今回はパン。
前回も今回も炊飯器で作ってくれたそう。
炊飯器がそんなにデキるヤツやったとはねぇ。

それにしても、依然、食卓には同じ料理が出てこない。
毎日、見たことない料理があれこれ出てくる。
このまま老後まで、同じ料理が出てくることがなかったりして。

せめてコンロを増やしてあげてーです。

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鶏肉の赤ワイン煮
じゃがいもとホウレン草のABBAペースト和え
りんごとレーズンの千切れるパン

里芋をもとめて

先週末、
路上で売っている里芋を見て
「食べたいなぁ」
と言ったら、本日、食卓に出てきました。

「感動した！」

しかも彼女、いつも行っているスーパーには里芋が無かったので、
近所にあるローカルなムードむんむんの市場に一人で出向き、
一人で中国語を発し、ゲットしてくれたそう。

里芋も痒かったろうに。

お腹も気持ちもいっぱいです。


- today's favorite -
里芋とこんにゃくの煮物
九宝菜
ワカメと緑黄色野菜の胡麻マヨ和え

冷蔵庫に通りもん

彼女との生活を始めて早くも一ヶ月と少しが経ちましたが、
そんな僕は今あることに感心していて、
それは何かというと、
まだ食卓に同じ料理が出てきたことがない、
ということ。

毎日彼女は冷蔵庫の中にある食材を器用に組み合わせ、
食卓を飾ってくれます。美味しい。
見たことが無いような料理もたまに出てきて、ううむ、やはり美味しい。

ところで、
彼女が冷蔵庫を開け閉めしている姿が、
まるで金庫を開け閉めしているかのように見えます。

彼女は冷蔵庫に強い信頼を寄せているようで、
お茶っ葉やら、お菓子やら、パンやら、
いろんな食物を大事そうに閉まっています。

昔飼っていたハムスターが、巣箱にひまわりの種や藁を
大事そうに持ち帰って貯めていた光景と少し重なります。
と言ったら、怒られるかもしれない。


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麻婆豆腐みたいの
鯖缶玉海苔
ブロッコリーの胡麻酢ドレッシング

ショッピング彼女

なんだかんだ言いつつ、彼女が一人でいろいろ物を買ってくるようになってきた。
立派。

この街ではあんまりお洒落な服に出会えないけど、案外逆によかったかも。

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ぶたこん
酢鶏 ネギ生姜風味

彩りの朝

先月、彼女と一緒に大連に来る際に、ある友人がくれたアルバム
The Beach Boys の 『Pet Sounds』。




休日の朝に、すごく合う。
そして、すごくいい。

思い出に残る一枚になりそうです。
素敵なプレゼントをありがとう。

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黒目豆と鶏肉の煮込み クレイジーソルト風味 (の残りもの)

一人時差ボケ

何だろう。
最近、健康すぎて身体が弱っている気がする。

そんなわけないか。

夜型から朝型の生活にグワっと変わり、
まだ身体が順応してないのかも。

そういえば昔、
家で飼っていた夜行性のハムスターを真っ昼間に起こし、
公園に連れて出かけていた記憶が。

もし彼女がこの世にいるなら、土下座をして謝りたい。

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スペイン風オムレツ お庭のハーブの香り

爆音を歩く

彼女情報によると、今日は中国の「元宵節」というお祭りの日だそう。
自分1人の時はそんなことどうでもよかったのに、今はそんなコトもなく、そんなトコがいい。

会社の前、家の前、家に帰る路上で花火や爆竹の音が鳴り響き、火花は綺麗なのですが、それ以上に、やかましい。
最初はお祭り気分で楽しんでいましたが、さすがに4～5時間も爆音にさらされると、軽くノイローゼになっても仕方ない。収まるどころかますます激しくなってるし、絶対。
花火と爆竹の轟音の隙間に、救急車？の音が聞こえている気がするし。

でも、やっぱり国民にとっては大事なお祭りなようで、こどもが花火やおもちゃを持ちながらはしゃいでいるのを見ると、幼少の頃の縁日での自分と重ねてしまいます。
興奮気味にクジを引いている自分を、両親は後ろからどんな眼差しで見てくれていたのでしょう。
その様子をさらに後ろからこっそりと覗いてみたい。

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八珍豆腐と野菜のトロトロ煮

静岡娘

今日も晴天。急須を買いに出かけました。
行き先は駅の向こうの卸市場。

薄暗い建物内に店が並ぶ少し異様な雰囲気に、警戒心剥き出しの彼女。
僕はああいう生活感溢れる空間が好きなんですが。
安いし。

とにかく、彼女のツボにはまる急須も見つかり、
今夜から美味しい静岡茶が飲めそうです。

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オムライスのインスピレーション仕立て

憂鬱キラー

数年ぶりの日記。

彼女が来て、生活がグッと変わりました。
ワンルームなので狭くなるかと思いきや、なんと快適に。

会社から帰ると部屋の埃や洗面所の水垢は無くなり、
洗濯カゴやタオル掛けなどの便利ツールも増え、
そして自宅で美味しい手料理が食べられるこのパラダイス具合！

なのに彼女はまだ不満そう。

・ カビキラー
・ トイレクリーナー
・ 三角コーナーのネット

この三種の神器があれば彼女の憂鬱も退治できそう。

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ほうれん草のミルクカレー